ダークウェブ関連の知識を紹介するLineBot(Nodejs/GAS)

LineBot

今回は、ダークウェブ関連の知識を紹介するBotを製作したので、これについて書いていきます。

このBotの名前はTheDarkWebDocsといいます。良い厨二っぷりですね。

なぜダークウェブ?という話ですが、ダークウェブにまつわる情報量がLineBotにピッタリの多さで、昔から人気コンテンツの1つなのでこういうのあったら面白いなぁと思って作りました。

かくいう僕自身も、ダークウェブのまとうアングラでギークな雰囲気に魅せられている1人なのです。

ダークウェブ:Googleなどの検索エンジンではヒットせずTorなど特殊なブラウザを経由してのみアクセスできるページ。匿名性の確保・言論の自由に一役買っているが、シルクロードなどアングラマネーの温床となるケースも目立っています。
■LineBotリンク:TheDarkWebDocs

ダークウェブ関連の知識を紹介するLineBot

さっそくLineBotの中身を見ていきましょう。

まず、画面下の「ダークウェブ白書」と書かれた画像をクリックすると、『Tor』『ダークウェブ』『仮想通貨』の3つのカテゴリが表示されます。

なかなか完成度が高いと思いませんか?笑。

この各カテゴリの中にサブカテゴリが入っており、その中にダークウェブに関連するコンテンツが入っています(頑張って全部手作業で作りました)。

特に、画面右のFlex cssで作った視覚的にリッチなコンテンツは他のLineBotにはあまり搭載されていないので、ユーザー視点でのインパクトは大きいと思います。

また、画面左のボタンもFlex cssで作っています。ボタンのサイズ・色指定も結構自由に出来るので、Botのデザインに合ったものが出来ます。

LineBotに掲載されているダークウェブ関係のコンテンツ例

もちろん見た目だけではなく内容にもしっかり力を入れています

30以上のダークウェブ関連コンテンツを掲載しているのですが、Tor・シルクロードといったメジャーコンテンツから、ビットコインのような最新技術、リーマンショック・CDS債も触れています。

僕自身が事実ベースの話が好きなので、オカルト色の強いRedRoomやCicada3301も入っていますが、SilkRoadやボットネットなど現実に存在する/したもののコンテンツが多いです。

Botを製作するにあたり、実際にTorをインストールして触ってみたり、ビットコインも購入したり、リーマンショックもwikiと映画でガッツリ掘り下げて勉強しました。

また、ダークウェブの仕組みを知るためにインターネットの仕組みから勉強し、ネットワークの基礎知識・CCNAのテキストなど数冊読んで知識を仕入れています。

このLineBotに使われている技術・機能

続いて、このLineBotに使われている技術・機能をざっくり紹介していきます。

LineBotの技術面に興味がある人向けの項目になります。ただし深堀りはしないです。

Botの見た目こそかなり工夫をしていますが、ベースになっている機能はよくある「オウム返しBot」です。

オウム返しBot:名前の通り入力した言葉をそのまま繰り返す仕様のBotです。たとえば「おはよう」と入力するとBotは『おはよう』と返します。LineBot初学者向けに紹介されていることが多いです。

オウム返しをする代わりにダークウェブの情報や画像・リッチコンテンツ(html/cssで装飾したページのこと)を返しています。

Botに使っている技術をより具体的に列挙すると以下のものです。

  • Line messaging API:Botのリプライ機能
  • Google Apps Script(GAS):Botを形成するコードを記述
  • webhook:GASをAPIに連携
  • CSS Flexbox:装飾
  • DropBox:画像※urlを発行する必要があるので使用

各技術をどのように組み合わせているのかざっくり紹介

このBotの構成をもう少し深ぼってみていきましょう。

上で紹介した技術の組合せですが、

  1. Line Developersでアクセストークンを発行し、
  2. GAS上でLine messaging APIやCSS Flexboxを使って多機能Botを作成
  3. GASに書いたコードをwebhookでLine Developersに連携させる

という構造になっています。

これだけ見るとなんのこっちゃ?という話ですね、英単語がたくさん出てくるのでびびりがちです(もちろん僕も例外ではありません)。

詳しくは別のページで書こうと思います。気になる方は少々お待ちください。

今後のアップデート予定

も少しLineBotの機能を使ったコンテンツを用意したいなと思っています。

例えば、「タグ」機能を使うとタグ別にコンテンツにアクセスできるので、今よりアクセス性が高まると思います。

■LineBotリンク:TheDarkWebDocs

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